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2006年08月02日

【知識】ベルクとイオン、食品スーパー事業で提携

ベルクとイオンは、食品スーパー事業に関し、業務・資本提携を行うことで合意した。
今日、日本の小売業界は、街づくり三法の改正や、少子・高齢化社会の到来、また、欧米の巨大外資や異業種のマーケット参入によって、競争環境は一層熾烈さを増すことが予測される。こうした中、両社は、既成概念にとらわれず戦略的提携を実現することが、相互の成長にとって最も有効な方策であるとの結論に至った。
ベルクは、埼玉県、群馬県を中心に積極的な店舗展開を行っており、現在地域密着型の食品スーパーマーケット(SM)を48店舗展開している。
一方、イオンは、スーパーマーケット事業をグループの基幹事業の一つと位置づけ、事業基盤を拡大してきた。また、プライベートブランド「トップバリュ」に代表されるように、消費者が安心して購入できる、食の安全性を追求した商品開発を推進している。
今回の提携により、「Better Life with Community」をコンセプトに地域密着型の食品スーパーづくりに取り組むベルクと、顧客第一の小売企業集団を目指すイオンは、相互の経営理念を尊重し、商品・店舗運営・店舗開発及びその他の分野において、両社の保有する経営資源を有効に活用しシナジー効果を発揮させることにより、関東圏における食品スーパー事業の更なる発展と成長を図っていく。
取組みとしては以下の事項を中心に両社で設置する「提携推進委員会(仮称)」において協議し、実行する予定。

1)
商品供給
(PB商品の相互供給、ナショナルブランド商品の共同調達等)
2)
販売促進施策
(クレジットカードの共同利用、販促資材の共同調達等)
3)
開発業務
(関東圏における店舗開発情報・不動産情報の共同活用)

今回の事業提携は、商品・資材調達力、商品ブランドの相互供給など両社のリソースを活かし、事業全体にシナジー効果を生み出すことを目指したロジスティクス的な取組みと考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:40| 知識