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2006年09月12日

【知識】ダイヘンと戸上電機製作所、中国に合弁会社設立

ダイヘンと戸上電機製作所は、急速な経済発展を続け、電力関連インフラの整備が加速的に進んでいる中国において、従来機器の課題を克服し、現地向けに新たに開発した開閉器内蔵の地上設置型変圧器を製造・販売する現地法人を合弁で設立し、両社の電力機器事業において、本格的に中国市場に参入することを決定した。
設立する現地法人は、ダイヘン(90%)、戸上電機製作所(10%)の両社の出資により、本年9月を目処に設立し、中国国内の電力会社向けの地上設置型変圧器を中心とした配電機器を製造・販売する。また、工場は、本年10月頃から北京市懐柔区内に建設を開始し、2007年春の量産開始をめざす。
ダイヘンは、溶接機事業ではすでに中国国内に生産会社(2社)、販売会社(1社)を保有し、中国進出を果しているが、電力機器事業では初めての現地法人設立。また、戸上電機製作所も空調関連のマグネットスイッチ分野では進出を果しているものの、電力機器分野では、気中開閉器の委託生産を行っているのみで、この分野での本格的な事業進出は今回が初めて。
今後、両社で早期の生産立上げ、販売体制構築に取り組み、2010年度には50億円以上の売上高を目指していく。
日本国内で電力会社向け・一般民需向けを問わず、変圧器ビジネスにおいて1919年の創業以来永年の実績を誇るダイヘンと、同様に1925年の設立以来、開閉器・自動化機器において豊富な実績を誇る戸上電機製作所の両社が協業することで、両社の強みを生かした特長のある製品開発に取り組むことができ、また、既に展開している中国現地法人などの事業経験を生かすことができる。これらのお互いの得意分野を活用し、製・販・技の各面でスピード経営を目指していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:14| 知識