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2006年09月12日

【流通】大日本印刷、物流管理ICタグ導入のサポートサービス提供開始

――更なる標準化へ――

大日本印刷(以下DNP)は、物流管理用ICタグ※システム導入を検討している企業に対して、ICタグシステム導入のためのワークショップ、ICタグ検証テスト計画・実施、システム実導入、導入後のフォローなど、各種サポートサービス「OptiSite(TM)(オプティサイト)」の提供を10月24日から開始する。
ICタグを用いた物流管理は、欧米の大手流通チェーンなどで本格的な運用が始まっている。しかし、特にUHF帯ICタグの実際の導入にあたっては、利用環境によって、ICタグの情報を正確に読み取れないなど様々な障害が発生する場合があり、実導入までに予想外に時間を要することがある。そうした問題を解決してICタグシステムの普及を促進させるためには、実験施設を利用した各種テストの実施や専門家による的確なアドバイス、現場施工と機器調整の期間短縮が求められている。このような背景から、DNPは、平成16年から順次評価用機器の導入を開始するとともに、日本とアメリカの自社工場間でのUHF帯ICタグの導入実験や、運用現場に近い環境での実験を通じて、ICタグの読み取り率などの検証を行い、UHFやHF(13.56MHz)などさまざまな周波数帯域のICタグ導入に向けた現場環境のシミュレーションテストの手法を確立した。こうしたICタグシステムの普及促進を目指したノウハウと技術の蓄積および、検証施設の開設を契機に、本格的な物流管理向けのICタグシステム導入のための包括的なサポートサービスを開始することとなった。
実用化が進んでいるICタグだが、標準化が進むと莫大な利益を生む可能性があり、日米が激しくしのぎを削っている背景がある。
*ICタグ 
http://ja.wikipedia.org/wiki/IC

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:18| 流通