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2006年12月18日

【知識】JFEスチール、冷延特殊鋼商品の製造を集約

JFEスチールは、冷延特殊鋼商品の製造を、東日本製鉄所(京浜地区)水江エリアに集約する。
冷延特殊鋼の多くは自動車の安全関連部品、トランスミッション等パワートレイン系(稼働力伝達系)の機能部品を構成する重要部材として使用されており、消費者からは、より高度な品質要求とともに、タイムリーな安定供給を求められている。
今回、東日本製鉄所(京浜地区)に保有する高精度圧延設備「SRM」を再稼動し、冷延特殊鋼の製造を集約することにより、高精度・高品質な冷延特殊鋼を、安定的に製造する体制を整えた。
従来は、西日本製鉄所(福山地区)、東日本製鉄所(千葉地区)両地区の、普通鋼生産設備を利用して兼用で製造していた。SRMへの集約により、冷延普通鋼の需要変化、生産変動の影響を受けることなく、納期精度の向上を図ることが可能となる。
今後、中国・東南アジア等で更なる自動車生産の拡大が見込まれることに加え、エンジンの高出力化、車体の軽量化、部品生産コスト削減等の動きが進展すると想定され、冷延特殊鋼の使用比率が一段と高まり、更に高品質な製品への要求も一層増大する中、同社は、専用設備を積極的に活用し、顧客の品質・納期等の要望に応えていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:26| 知識