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2007年03月09日

【流通】『電通、リクルートが共同会社設立』 

――電子マネー自動的に割引クーポン入力――

電通リクルートは7日、電子マネーを活用した新しい販売促進プロモーションを行うための新会社を4月に共同出資で設立すると発表した。新会社の名称は、「ドラム」。資本金は1億円で、出資比率は電通が60%、リクルートが40%。本社は東京都渋谷区に置く。新会社は、電子マネーを発行する鉄道会社や携帯電話事業者、クレジットカード会社などと協議してシステムを構築する。同時に食品メーカーなどに、クーポン券を発行するスポンサー企業としての参加を求めていく考えだ。両社はユーザーが非接触ICカードなどの電子マネーを読み取り端末にかざし支払いを行うと、自動的に電子化された割引クーポン券がカードに入力されるシステムを開発した。同システムは2008年3月までに事業化する計画である。また、スイカやエディなど多種多様な電子マネーや電子マネー機能を備えた携帯電話にも対応できるようにする予定。
クーポン券を電子化して配布する手法としては
NTTドコモの「トルカ」がすでにあり、日本マクドナルドが、携帯の電子マネー機能による決済を全店に導入すると同時に、クーポン券を携帯に配布する販促活動を展開することが明らかになっている。
ユーザーは電子マネーを使うたびにお得なクーポンが手に入る。企業側もクーポン券を配布する手間がなくなり、効率的にキャンペーンなどの販促が展開できるようになるため、電子マネー普及に弾みが付きそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:06| 流通