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2007年03月19日

【流通】『NECと東洋製罐、RFIDタグを内蔵したペットボトル容器を共同開発』

――2008年から本格的に量産を開始――

NECと東洋製罐は、RFID(無線ICタグ)をキャップに内蔵したペットボトル容器を共同開発した。
同容器はプラスチックキャップの内部にICチップと小型アンテナを合わせて成型加工したもの。見た目には従来の容器のデザインと変わらなく、ICタグの周波数は2.45GHzで、飲料など水分による電波損失を防止する工夫をしている。また、同キャップは個品別にIDを付与することができ、用途に応じて必要な情報を、チップ製造時に書き込むことができる。廃棄時にキャップからRFIDタグを外せるタイプもある。同キャップは、東洋製罐グループの日本クラウンコルクが2008年から量産を開始する予定で、今後はペットボトルのほか、スチール缶やアルミ缶、ガラスびん、紙容器などにRFIDタグを装着する検討を行っていく。
従来、RFIDタグは、SCM(サプライチェーンマネジメント)やトレーサビリティなど企業内用途での活用が中心となっていた。今回開発したRFIDタグ内蔵キャップを用いることで、飲料メーカーや食品メーカーは、一般消費者向けの魅力的なキャンペーンの実施や商品説明など、新たなサービスや高付加価値商品を開発できるようになる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:59| 流通