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2005年04月14日

【物流】消防庁、危険物輸送などの事故防止計画を策定

近年、危険物施設における火災・漏えい事故の発生状況が過去最悪の水準で推移しているため、消防庁は 事故防止対策として平成17年度の「危険物事故防止アクションプラン」を取りまとめた。危険物輸送業界の実施項目には、「危険物輸送に関する法令の周知徹 底」「事故に関する情報の共有化」「関係各庁、荷主団体との連携強化」「運転者に対する安全運転の徹底」を挙げ、「危険物等事故防止対策情報連絡会」には 事務局を務める消防庁のほか、石油連盟全日本トラック協会など14団体が参加している。
重点項目は、

(1) 地下タンク・配管、屋外タンク等の腐食・劣化に関する評価方法の確立と安全対策の推進
(2) 製造所・一般取扱所における潜在的火災要因の把握と対策の推進
(3) 屋外タンク貯蔵所のタンク本体の維持管理の徹底及び浮き屋根の耐震機能確保と固定式泡消化設備の維持管理
(4) 新たな火災危険性物質の早期把握と火災対策の徹底。
さらに、危険物保安に関する関係団体、研究機関、消防機関ごとに自主的な取り組み内容を定めており、荷主業界では、ガソリン小分け作業の適正化や容器イエ ローカードの普及、危険物施設における保安体制の整備、危険物輸送についての講習会といった項目を掲げている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:27| 行政関連