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2005年04月14日

【知識】あじかん、中国山東省に寿司用食材や惣菜類など製造・販売の合弁会社を設立

あじかんは、平成17年4月13日開催の取締役会において、中国の青島万福集団と共同出資で、中国山東省莱西市に合弁会社を設立することを決定した。
青島万福集団とは近日中に合弁契約を締結し、中国政府の認可がおり次第すみやかに会社設立および工場建設に着工し、2006年1月からの操業開始を目指している。あじかんは、中国にて1992年に合弁会社「青州青安食品有限公司」を、2002年に100%子会社「山東安吉丸食品有限公司」を設立し(2003年「山東安吉丸食品有限公司」を存続会社として両社は合併)、現地での原材料や労働力の調達メリットを活用し生産した野菜加工品(かんぴょう・椎茸・たけのこなど)を日本国内へ輸入、業務用食材として取引先へ供給している。また、今回の合弁提携先である青島万福集団をはじめとする海外の協力工場各社からも、あじかんが企画・提案する業務用食材を数多く調達している。
今回設立する新会社は、あじかんの商品開発力・生産技術力と青島万福集団の原材料調達力・工場運営力とを相乗させ、水産加工品を中心とした寿司用食材(主として巻き寿司の具材)や惣菜類などの生産拠点として、日本での需要増対応、新製品の開発加速、安定品質・低コストの更なる追求に取組んでいくこと、また中国での内需市場および北米・欧州市場についても、今後の視野に入れていくことで両社は合意した。
これから既存の現地子会社の流通網を利用した、共同配送や販売チャネル共有など、既存事業とのシナジー効果を狙ったロジスティクス的な事業展開をおこなってくるものと思われる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:03| 知識