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2007年09月11日

【知識】ASP方式の工程管理システム

大日本印刷(DNP)は、製造業向けに、ICタグやバーコードを使い、インターネット経由で、製造ラインの進捗状況をリアルタイムで確認できる工程管理システムを開発し、ASP方式で本年9月12日より提供を開始する。製造業の工程管理が手書きの帳票(作業指示書等)で行われている場合、1日の作業が終了して帳票が回収され、集計されるまで、製造の進捗状況を把握できない場合がある。また、リアルタイムの進捗管理が行われている場合でも、工場内やそれに付属する事務所など、LANでつながれた範囲のみでしか確認することができなかった。一方、インターネットや携帯端末の普及にともない、顧客からの問い合わせに迅速に対応する必要性から、営業所など工場から離れた場所からでも、リアルタイムに生産の状況を確認できる工程管理システムへの要望が高まっている。今回DNPは、このような要望に応えるべく、ICタグやバーコードなどを活用することで、リアルタイムに進捗状況を把握するとともに、企業の営業所や外出先など、工場以外においても、インターネット経由で製造ラインの進捗状況を確認できる工程管理システムを開発した。これまでDNPは、自社内の印刷物管理システムを基に、加工食品や農産物向けなど、さまざまな業態に合わせたトレーサビリティシステムを開発・提供してきた。今回、このトレーサビリティシステムをベースに、ICタグやバーコードなどの自動認識技術を加え、製造現場に合わせてカスタマイズできるASP方式の工程管理システムを開発した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:35| 知識