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2005年12月19日

【環境】DMEディーゼルエンジンの開発による低NOx化

JFEエンジニアリング、ダイハツディーゼル、岩谷産業は、新しいクリーン燃料DME(ジメチルエーテル)を利用したディーゼルエンジン発電システムを開発し、世界最大規模の実証試験設備を用いて画期的な排ガスの低 NOx(窒素酸化物)化を達成した。これは、東京、大阪、また国内で最も厳しい横浜市の排ガス規制を脱硝装置なしでクリアするもの。

DMEは、天然ガス、石炭、バイオマスなどから合成可能な液化ガスで、燃焼時にばいじんやSOx(硫黄酸化物)を発生しないクリーンな燃料。ディーゼルエンジンは、従来の重油や軽油燃料が排ガス中のNOx、ばいじん濃度が高いために都市部への新規導入が厳しく規制されているものの、他の機関に比べ設備費が安く熱効率が高いことから分散型発電設備として広く普及している。今回はDMEを用いることで、従来と同等の熱効率を維持しつつ、有害物質の排出を大幅に低減した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:48| 企業の取り組み 【機関別】