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2021年12月01日

【流 通】豊田通商とLIXIL 病院・介護施設向け泡シャワーKINUAMI U販売


豊田通商とLIXILは介助者の入浴介助作業負担を軽減し、被介助者の入浴時の快適さを向上させる泡シャワー「KINUAMI U」(絹浴み[結])の受注を、全国の病院・介護施設向けに2021年12月1日から開始する。KINUAMI UはLIXIL子会社NITTO CERA(ニットーセラ)と共に商品企画を行い、病院・介護施設への独占販売権を持つ豊田通商が販売する。

入浴介助は介護作業の中でも、食事介助、排泄介助と並び、三大介助と呼ばれる基本的かつ負担が大きい。その中でも入浴介助は石鹸の泡立てや塗布、保温のためのお湯かけなど、工数が多く時間もかかることが課題であり、被介助者にとっては、浴室内での体温低下に伴う健康への影響や、洗身後の肌の乾燥などが問題となっていた。

「KINUAMI U」は消火機器や消防車に使われている泡生成技術を応用し、専用ボディソープとお湯、そして多量の空気を混合することにより、シャワーヘッドから柔らかく温かい石鹸泡を放出する。

全身に石鹸泡を素早く塗布することができ、優しくなでるだけで洗身できるため、介助者の作業負担を軽減し、洗いすぎによる肌の乾燥ダメージも軽減される。また柔らかく温かい泡シャワーによる洗身が、被介助者の入浴に対する満足感や、快適感の向上につながり、かつ体温低下による健康リスクへの影響も軽減できる。泡シャワーと通常のお湯のシャワーは本体にあるレバーで簡単に切り替えできる。

「KINUAMI U」は2020年8月に初台リハビリテーション病院(東京都渋谷区)で1か月間の試験運用が実施され、多数の介助者・被介助者から、入浴が快適になったという感想を得ている。今後は全国の病院や介護施設に向けて販売を開始することで、より多くの方に、安心・安全な介助の現場を提供していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通