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2021年11月25日

【物 流】セイノーホールディングス ドローンを活用したリレー配送の実証に成功


セイノーホールディングス(以下 セイノーHD)は経済産業省北海道経済産業局、イノベーションチャレンジ実行委員会、エアロネクストノベルズと共に、北海道・十勝地方を拠点に肉牛・酪農・食品事業を展開しているノベルズの協力の下、ドローンなどを活用した、牛の乳房炎の検体(乳汁)の配送実証を全国で初めて実施し、実証に成功した。

昨今、牛個体の検査業務を実施するバイオ企業各社では、僻地にある酪農地帯への検体の配送が、物流側の人手不足により年々困難となりつつある。また60kmの距離の運搬の場合、約2日間の時間を要することもあり、品質が損なわれる可能性も懸念されている。このような状況を受け、新たな配送手段の1つとして、ドローン活用の可能性を探るべく、実証実験を実施した。

実験内容は試験管に入れた検体(乳汁)48本を最新物流専用ドローンに搭載し、ノベルズ上士幌本社敷地内で20分間(約3km)の飛行を2回行った後、検体をトラックに積み替え、ノベルズ研究所帯広センターまで配送し、翌日、研究所で検体検査を実施した。検査の結果、ドローン配送時の振動は、配送後の検査品質に影響しないレベルであり、廃道後の検査品質も実用に耐えうるレベルであることが確認できた。

今後実用化に向けて、寒冷地の気候における実証なども視野に入れながら、引き続き、連携して検討を重ねる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者