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2021年11月24日

【流 通】沖エンジニアリング 顧客企業に受託試験サービスごとのCO2排出量開示


沖エンジニアリングは環境試験サービスで受託した各試験によって発生するCO2排出量の顧客への開示を開始した。CO2排出量の開示は同社群馬カーエレクトロニクステストラボ(群馬県伊勢崎市)で行う環境試験サービスについて11月より開始し、順次他の4拠点全ての試験施設へと展開する。

近年、脱炭素に向けたグローバルな動きの中で、企業にはサプライチェーン全体における温室効果ガス排出量の削減が求められている。欧州では自動車会社にCO2排出量の申告を義務付ける動きが進み、国内でも自動車業界各社が2050年までのCO2排出量ゼロを掲げている。こうした中、自動車メーカーのサプライヤー各社は、組織単位でのCO2排出量に加え、納入する製品1個当たりのCO2排出量についても開示することを顧客から要求されている。

沖エンジニアリングは群馬カーエレクトロニクステストラボを2019年11月に開設し、車載機器・部品を対象に最先端の試験装置と高度なスキルをもった専門家による環境試験・評価を行ってきた。この環境試験で発生する機器・部品ごとのCO2排出量を顧客に開示することで、顧客は製品LCA(ライフサイクルアセスメント)の一環として製品1個当たりのCO2排出量にこの数値を取り入れ、組織単位でのCO2排出量にも反映することが可能になる。

沖エンジニアリングはこの取り組みを通して、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を把握してカーボンニュートラルへの取組みを強化する企業を支援する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通