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2021年11月24日

【環 境】IHI 福岡県で再エネからCO2フリー水素の製造・利活用する実証試験


IHIは北九州パワー・北九州市・福岡県・福岡酸素・ENEOSとともに、自治体新電力による地域の再生可能エネルギー(再エネ)を活用したCO2フリー水素の製造・供給の実証事業に取り組んでおり、令和3(2021)年11月25日から,ごみ発電を含む複数の再エネを同時制御する「水電解活用型エネルギーマネジメントシステム」を活用して、水素を製造する実証試験を開始する。

再エネの導入が進む九州では、電力の需給バランスを維持するため、地域で余剰となった再エネを出力制御する状況が発生しており、このような再エネを有効利用することで、CO₂フリー水素の製造・供給の低コスト化を実現する可能性を有している。北九州市響灘地区には、太陽光、風力など約16万kWの再エネが集積し、近接地域では水素供給の実証試験も行われていることから、CO2フリー水素製造・供給の好適地である当該地区にて実証事業を行う。

システム運用により,発電量変化の特性が異なる複数の再エネ電力から水電解装置で効率よく水素を製造することが可能であり、また「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」(福島県相馬市)で、太陽光と水電解装置を利用する地産地消型エネルギーマネジメントシステムの開発・運用実績で培った技術を活用し、水素製造・供給コストやCO2削減量等の検証も行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】