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2021年11月17日

【アジア】双日と大阪ガス等 ベトナムで屋根置き太陽光発電事業を開始


双日と大阪ガスの共同出資会社Sojitz Osaka Gas Energy Company(以下 SOGEC)とLooopは、に合弁会社SOL Energy を設立した。今後ベトナムで産業用・商業用の屋根置き太陽光発電事業を行う。

同事業は環境省の「令和3年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業(※1)」も活用(※2)する予定で、ベトナム政府と日本政府の協力の下で実施される。

SOL Energyは双日が運営するベトナム南部ドンナイ省のロンドウック工業団地で、顧客企業施設の屋根に1万kWを超える太陽光発電設備を設置する予定にしている。導入によるCO2の年間削減量は、同工業団地全体で約5,800tCO2(※3)を想定している。発電した電力は長期間にわたり顧客に供給するとともに、余剰電力は同工業団地の運営会社に供給することで、同工業団地における再生可能エネルギー(以下「再エネ」)電力の活用と脱炭素化に貢献する。またロンドウック工業団地外にも取り組みを拡大する予定にしている。

ベトナムは2020年7月に2030年までの二国間クレジット制度を含む国際支援を加えた温室効果ガス削減目標を27%(※4)に上方修正した。双日、Daigasグループ、SOGEC、Looopは屋根置き太陽光発電事業による再エネ電力の普及を積極的に進める。

※1 「二国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)資金支援事業のうち設備補助事業」
優れた脱炭素技術等を活用し、途上国等における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。途上国等における温室効果ガスの削減とともに、JCMを通じて日本及びパートナー国の温室効果ガスの排出削減目標の達成に資することを目的とする。優れた脱炭素技術等の初期投資費用の2分の1を上限として補助を行う

※2 ロンドウック工業団地での屋根置き太陽光発電設備(9,800kW分)の導入にあたり、大阪ガスを代表事業者とし、環境省「令和3年度 二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」の採択決定を、2021年9月27日に受けている。事業名は「工業団地への9.8MW 屋根置き太陽光発電システムの導入」

※3 環境省「令和3年度 二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」による想定温室効果ガス排出削減量は4,254tCO2/年

※4 2014年と比較した温室効果ガスの削減目標

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア