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2021年11月12日

【物 流】セイノーホールディングス ドローン配送で新スマート物流開始


セイノーホールディングスとエアロネクストは、ドローン配送を含む新スマート物流SkyHub(※1)の社会実装を進める山梨県小菅村で、オンデマンド配送サービス専門コンビニ (SkyHub Store)と地域の商店と連携した買物代行・配送代行サービス(SkyHub Delivery)を開始した。

両社は無在庫・無人化を実現する新スマート物流に向け、既存物流とドローン物流の接続を標準化することで、オープン・パブリック・プラットフォーム型の新スマート物流におけるサービスモデルを共同で構築している。コミュニティの質の向上を促す様々なソリューションを提供することで、人口減少、特定過疎地の交通問題、医療問題、災害対策、物流弱者対策等、地域における社会課題の解決を目指す。

オンデマンド配送サービス専門コンビニは専用アプリから食品や日用品を最短30分前に注文し、利用者のニーズに合わせて空から、陸から、最適な手段で配送するオンデマンドサービスで、30分間隔に設定された16スロットの配送枠から配送希望時間枠と配送先のドローンスタンドを選択して注文することができる。ドローン配送拠点であるドローンデポ(※2)では、食料品、日用品や薬など、購買実績に基づく購買予測により、品揃えを充実させる。

また買物代行・配送代行サービスは専用アプリで買物した地域の商店・スーパーなどの商品や飲食店の出前が、希望日時に個宅に届くサービスで2時間間隔に設定された時間枠から希望時間枠を選択して注文することができる。なお両サービスとも配送料は300円となっている。

小菅村では新スマート物流SkyHubの社会実装の一環として、バス会社、物流会社各社の協力も得て、貨客混載や共同配送の試験的に開始するなど、様々な取組みを実施している。両社は新スマート物流を新しい社会インフラとして過疎地に社会実装していくことで、過疎地域の課題解決と地域全体の活性化に貢献していく。

※1 SkyHub
エアロネクストとセイノーHDが共同で開発し展開する、既存物流とドローン物流を繋ぎこみ、地上と空のインフラが接続されることで、いつでもどこでもモノが届く新スマート物流のしくみ

※2 ドローンデポ
既存物流とドローン物流との接続点に設置されるドローン配送のための倉庫で、荷物をドローン配送できる仕組みを持つ倉庫。新スマート物流SkyHubの拠点

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者