<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2021年11月10日

【アジア】双日 フィリピンの通信タワー市場へ参画


双日はフィリピンの通信系建設会社大手LBS Technologies Asia Pacific Corporationの創業家が設立した、通信タワー事業者(※1)のLBS Digital Infrastructure(以下「LBSD」)に約70億円の増資を引受け、同社の支配株主となる権利を取得した。

フィリピンは第3社目の携帯キャリアの市場参入、政府による通信タワーシェアリング(※2)の推奨などにより、通信タワー事業においてアジアの中で最も成長が期待されている。通信タワーシェアリングの市場開放の初期段階に通信インフラ事業へ参画し、双日が持つ経営資源と、LBSDが持つフィリピン国内における豊富な土地手配、タワー設計・建設実績を融合することで事業を拡大し、国内最大のタワー事業者のポジション確立を目指す。

世界的なスマートフォンの普及や5Gをはじめ、携帯キャリア間の差別化要因がインフラからサービスやコンテンツに軸足が移る中、通信タワー事業の拡充により、携帯キャリアは自社のネットワーク構築のためのインフラ投資を効率的且つ速やかに進めることが可能となり、携帯ユーザーは充実したネットワーク環境下で生活水準の向上を実感することができる。双日・LBSDがシェアリングを推進することで、携帯キャリアがそれぞれ建設してきた通信タワーを集約させ、携帯キャリアの設備投資額低減や景観の保全にも貢献す。

※1 通信タワー事業者
アンテナなどの通信機器の設置場所となるタワーを複数の携帯キャリア向けに建設・リース提供する事業者

※2 通信タワーシェアリング
通信タワーを携帯キャリアがシェアリング(共有)しながら使用することを指し、欧米・アジア諸国では既にインフラシェアリングが広く普及している

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア