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2021年10月29日

【知 識】NEXCO中日本と中部電力 排熱を利用した融雪システムの実証試験を開始


NEXCO中日本は中部電力と共同で寒冷地における除雪作業の省力化に向けた融雪システム(※)の性能向上とさらなるコスト削減に向けた改良を進めており、新たな実証試験を開始する。

両社が改良を進めている融雪システムは、従来、換気扇から排気されていた建物内の暖房熱を、路面下に設置した空間に直接送り込むことで、一般的に用いられている温水ボイラや電気ヒータを使用する方式と比較し、ランニングコストを最小限に抑えつつ、省エネルギーで融雪する。

両社は2020年11月から高速道路のパーキングエリア(以下 PA)の歩道部で、同システムの改良に向け路面下への空間の設置に際して、市販の輸送用パレットを活用することでイニシャルコストの抑制も図りつつ、除雪作業の省力化と歩行者の安全確保を目指した実証試験に取り組んでいる。

今回の実証試験は2021年11月から2022年3月の間、NEXCO中日本が管理するE41 東海北陸自動車道(東海北陸道)松ノ木峠PA(上り)で、配管系統の改善や通気性能の良いブロックの採用など、新たな技術的な改良を加えることで、さらなる融雪性能の向上により、歩行者の安全性向上を図りつつ、省エネルギー化と、一層のコスト削減に取り組む。

※このシステムはホクスイ設計コンサルが開発

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識