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2021年10月28日

【物 流】JR貨物 2021年度上半期輸送実績


JR貨物は2021年上半期の輸送動向を発表した。

コンテナは、新型コロナウイルス感染症に伴う需要低迷に加えて、8月中旬に大雨により山陽線などが9月初旬まで不通となった影響を受け、8,968千トン(前年実績8,979千トン)となり、前年比99.9%となった。

品目別にみると、食料工業品は飲料などを中心に飲食店の営業制限などにより1,468千トン、前年比94.7%と減少した。また、農産品・青果物は北海道地区の干ばつに伴う作柄不良の影響を受け、656千トン、前年比91.0%と減少した。さらに、建設発生土の輸送が7月半ばに終了した為、エコ関連物資は267千トン、前年比84.9%となり、前年を下回った。

一方、3月からのブロックトレイン運転開始などにより、積み合わせ貨物は1,469千トン、前年比105.7%となり、前年を上回った。また、前年の大幅な減産及び災害影響の反動により紙・パルプは前年を上回り、1,036千トン、前年比104.9%となった。
 
車扱では、春先の気温が高く推移したことで灯油が発送減となった一方、セメント・石灰石などが堅調に推移し前年を上回った結果、全体では3,481千トン(前年実績3,458千トン)、前年比100.7%となった。

コンテナと車扱の合計では、12,450千トン(前年実績12,437千トン)、前年比100.1%となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者