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2021年10月21日

【物 流】日本通運 業界初CO2算出サービス提供開始


日本通運は国内の最適輸送モードを一括検索できる「ワンストップ・ナビ」の提供を開始した。業界で初めて各種輸送モードのCO2排出量を横断的に比較・算出することができ、PCやスマートフォン、タブレット端末から発着地・個数・重量を入力するだけで瞬時に輸送モードの比較・検討を実現する。

CO2排出量は輸送毎に異なる集配距離を地図データと連携して距離を計算し、正確なCO2排出量を算出する。この仕組みは物流業界で初めて第三者機関(SGSジャパン)による検証を受けており、算出されたCO2排出量データは行政などへの公的な手続きに利用することが可能となっている。

「ワンストップ・ナビ」は世界各地で深刻化している環境問題に対応するため、日本政府が出したカーボンニュートラル宣言において2030年の中間目標として、2013年度比で46%の温室効果ガスの削減を打ち出し、企業は資源循環や脱炭素に対する取り組みが求められていることを背景に開発された。さらに今後導入が想定されるカーボンプライシングなどに備えるためにCO2削減について「見える化」のニーズが高まっている。

日本通運は「ワンストップ・ナビ」を依頼主・案件毎にカスタマイズしたツール「エコトランス・ナビ」を準備中で、顧客の輸送実績データをもとに、現行の輸送とエコ輸送のCO2排出量を比較し、コスト削減とCO2削減を組み合わせた営業提案を行っていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者