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2021年10月18日

【環 境】三井不動産 東京大学と電気自動車への走行中給電の実証実験を開始


三井不動産は東京大学大学院新領域創成科学研究科と、電気自動車(EV)への走行中ワイヤレス給電の実用化に向けた研究プロジェクトを開始し、三井不動産が2021年6月にオープンした首都圏最大級の屋外ロボット開発検証拠点であるKOIL MOBILITY FIELDにて走行中給電の実証実験に成功した。

KOIL MOBILITY FIELDは公・民・学の連携で街づくりを推進している柏の葉スマートシティ「イノベーションキャンパス地区」内の135街区にオープンした開発検証フィールドで、開発検証や実証実験を迅速に行うことを可能にする。走行中ワイヤレス給電の実証実験は民間の開発フィールドでは初の取組となり、フィールドを有効に活用することで走行中給電の早期実用化を目指す。

日本のCO2排出量(11億800万トン)のうち、自動車からの排出量は16%(1億7千728万トン)にのぼり、欧州では自動車に関わるCO2排出量をさらに厳しく制限する規制が今後予定されている。その動向を踏まえて世界中の自動車メーカーが車両の電動化(EV化)の開発・普及を推進しているが、近い将来にバッテリーの供給不足が懸念されている。このプロジェクトでは、走行・停車中に路面から給電することでより少ないバッテリー搭載量でEVの航続距離を確保可能にする技術開発を行っている。これにより、バッテリーの供給不足の懸念を払拭すると共にEVの軽量化が可能となり、バッテリー製造及び走行によって排出されるCO2の大幅な削減が可能となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 環境