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2021年10月05日

【アジア】住友商事 ベトナム最大手マネージドケア事業者に出資


住友商事はベトナム最大手のマネージドケア(※)事業者であるインスマートに出資し、ベトナムでマネージドケア事業に参入した。

マネージドケア事業者は企業の従業員や保険会社の被保険者が医療機関で受診した際の医療費の支払い・請求・内容審査、投薬量や入院回数の適正化、適切な医療機関の紹介などを行う。近年ベトナムでは急速な人口増加と経済成長による医療需要の拡大に伴い、医療費の抑制や高度な医療サービスを提供するマネージドケア事業者へのニーズが高まっている。

インスマートはヘルスケア市場の成長と企業・民間医療保険会社の医療費抑制ニーズを背景に拡大を続けるベトナムのマネージドケア業界においてマーケットシェア6割超を誇る。先進的なITシステムや国内外の医療機関との強固なネットワーク、24時間対応のコールセンターによる高品質のサービス提供などを強みとし、年率20パーセントで成長する民間医療保険マーケットを中核として、ベトナムの医療システムを支えている。

住友商事は2019年にマレーシアの大手マネージドケア事業者であるPM CareとHealth Connect Holdingsに出資参画し、マネージドケア事業の知見を蓄積してきた。インスマートへの出資参画を通じて、医療費請求の処理業務におけるオペレーションの効率化やオンライン診療・調剤サービスの導入など、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、マネージドケア事業の高度化を目指す。

※ マネージドケア
主に公的医療制度が充実していない国で発展しつつある管理医療システム。企業・民間医療保険会社、マネージドケア事業者、医療機関の三者が連携して医療サービスを提供する仕組み

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア