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2021年09月21日

【アジア】伊藤忠商事 アジアにおけるアニメ・キャラクターライセンス事業展開


伊藤忠商事は、香港のPPW、スウェーデンのR&BとフィンランドのMCと香港に合弁会社「Rights & Brands Asia(以下 RBA)」を設立し、アジア市場におけるアニメ・キャラクターライセンス事業の展開を開始した。

アジアにおけるアニメやキャラクター等の商品化ライセンス市場は毎年大きく成長している。特に中国では人口の約20%を占める1995年以降生まれの世代(95后)が、アニメを始めとする流行文化の影響を受けて、キャラクターグッズ等の購買欲を高めており、市場規模においても2019年には約1.3兆円(前年同期比14%増)(※)を突破し、今後も更なる成長が予測されている。一方、日本では毎年、多くのアニメ・キャラクターが創出されており、中長期的なコンテンツ育成・拡大の為に、スムーズな海外展開の需要が高まっている。

伊藤忠商事は中国でのライセンスビジネスに強みを持つPPWと、世界的人気キャラクター「ムーミン」および北欧コンテンツを取り扱うRBS、MCと共に、アジア向けにライセンス事業を行うRBAを設立し、第一弾として世界的に有名な「ムーミン」のライセンスを中国市場に独占展開する。新設するRBAがRBSより中華圏でのマスターライセンス権を取得し、商品化ビジネス、アニメーションの配信・放送、テーマパーク・カフェ等のリアルエンターテイメントのみならず、スマホ向けゲーム・アプリといったデジタルコンテンツ等、多角的なライセンスビジネスを展開する。

※ 出典元 頭豹研究院 2019年中国IP版権交易行業市場研究

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア