2021年09月09日
【物 流】国交省 トラックドライバーの働き方改革のため「中継輸送」の取組事例を募集
国土交通省（国交省）はトラックドライバーの働き方改革のために「中継輸送の取組み事例」の募集を開始した。
中継輸送とは長距離運行を複数のドライバーで分担することで日帰り勤務が可能となる輸送形態であり、労働負担の軽減やドライバーの担い手拡大につながる輸送手段である。
今回の取組みの背景にはトラックドライバーの働き方改革がある。２０１８年７月に公布された「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」において、時間外労働に罰則付きの上限規制が導入されることとなり、自動車の運転業務についても２０２４年４月１日より年９６０時間の上限規制が適用されることとなった。しかしながら、上限規制を厳守しながら現在と同水準の物流を確保するためには、生産性向上や長時間労働の改善といった働き方改革に向けた取組みを速やかに実施する必要がある。
そのため、国交省では中継輸送を導入している荷主や運送事業者等から取組み事例を広く募集し、事例集として周知させることで中継輸送のさらなる普及促進を図ることとしている。
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投稿者：gotsuat 09:45| 行政関連
