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2021年08月25日

【流 通】花王 「調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン」を策定


花王は自社ウェブサイトに「調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン」を公開した。取引先と共にサプライチェーン全体のトレーサビリティ確保や、資源保護・環境保全や安全、人権などの社会的課題の解決に貢献する。その一環としてサプライチェーンが抱える社会課題上のリスクの特定や、取引先への第三者監査等を実施する。

花王は、毎日の暮らしの中で使用する製品を提供する企業の責務として、製品のライフサイクル全体を通じた環境負荷の低減に積極的に取り組んでいる。2019年4月には生活者のニーズが高まっている持続可能な暮らしを「Kirei Lifestyle」とし、それを実現するためのESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を策定した。19の重点取り組みテーマを設定し、そのひとつに「責任ある原材料調達」を挙げ、中長期目標を制定している。

花王は「責任ある原材料調達」の実現に向けて、取引先に法令遵守に加え、「社会的責任」と「環境」への配慮を求めており、遵守する取引先から優先して調達する。社会的課題解決のさらなる推進に向けて新たに策定した「調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン」では、既存の「調達先ガイドライン」の周知を図り、第三者監査を含めて遵守状況を確認することを定めている。違反がある場合には改善指導や取引の中止など、適切に対応する。また花王が調達する原材料の中から、人権・環境の課題が大きなサプライチェーンを「ハイリスクサプライチェーン」として特定し、現場での対話を通じてリスクを把握し、課題の本質を見極め、取引先やNGOと解決に向けて取り組み、進捗を公表していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通