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2021年08月06日

【物 流】NTC 冷凍・冷蔵食品物流倉庫向けAI画像識別ソリューションを提供開始


NTCは物流倉庫向けにスマートフォンなどのカメラで撮影した画像をAIが識別し、自動で検品できるサービスの提供を開始した。

現在、冷凍食品や冷蔵食品を扱う物流倉庫業の課題として、人手不足解消の為の新規スタッフ投入に伴う教育不足やマイナス10度の過酷な労働環境のために生じやすい目視検品での誤配送などを抱えている。

またNTCの独自調査(物流倉庫業408社対象)の結果においても、目視検品において「製品にコードが表記(貼付)されていない製品は、誤配送が多く生じる」と回答した企業が約60%に上った。さらに、「製品の目視検品を実施している」と回答した企業が80%以上となるなど、製品コードが表記されていない製品への目視検品は誤配送の危険性が高く、目視検品のみでの検査方法では限界が生じていることが分かった。同社は、このような状況を踏まえ、物流倉庫向けに、AI技術による「デジタル検品」を可能にした「AI画像識別ソリューション」の提供を開始した。

「AI画像識別ソリューション」はスマホでピッキングリストや棚のバーコードを読み込んだ後、製品を撮影すると自動検品が行われる。もし品名とピッキングリストの表記名が異なる場合でも撮影した画像から照合判定が可能となっている。またJANコードが無い製品に関しても、撮影した画像をもとにWMSで登録した品番をスマホへ表示して製品を判別できる。これにより誰でも短時間で簡単に照合ができる「検品のスマート化」が実現可能となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連