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2021年07月15日

【物 流】東京エレクトロンデバイス 物流倉庫の自動化・効率化支援システムの実証実験


東京エレクトロンデバイスは米国子会社のTOKYO ELECTRON DEVICE AMERICAが開発した物流倉庫の自動化や効率化を支援するシステム「HAKO−FLO(ハコフロ)」の実証実験を開始した。

物流倉庫は荷物の保管や出庫業務をマニュアル作業で管理している場合があり、荷物の取り間違えやそれによる戻し費用の発生が問題になっていた。それに加えて、現行のソフトウェアを使用している場合でも、在庫の把握、棚・倉庫の空きスペースの有効活用、人手不足による配送遅延の解消や人件費の抑制などの課題も多く、効率的な運用へのシフトが求められている。

「HAKO−FLO」では、クラウドやオンプレミスで提供する専用のソフトウェアで、ユーザーの既存ステムで発生する入荷時や出庫時の「計測」、「検品」、「在庫管理」、「棚卸」、「書類作成」などの5業務を管理することで、マニュアル作業の見直しや自動化による省人化、適切な人員配置に繋げる。

たとえば、入荷管理では「LIDAR」がセンサー内蔵タブレットで、入荷する貨物の大きさを自動計測し、「RFID」で貨物の情報を端末で素早く計測、棚卸業務も効率化する。在庫管理では、「Eye」で在庫数、箱の位置スペースをAIで自動検知し、作業者へ通知する。「Tracking」で入庫から出庫までの貨物のステータスや位置を自動追跡し、「Cloud」で貨物に関するデータをストレージ・シェアし「見える化」する。また、既存のシステムと連携すればサービスの一部だけでも利用ができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連