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2021年06月30日

【物 流】ビットキー 佐川急便と協業し顔認証機能を活用した「置き配」の実証実験


ビットキーは佐川急便と協業し、東京都内のオートロックマンションにて「置き配」の実証実験を行った。

近年、ECの利用増加によって宅配便の取り扱い個数が増加しており、それに伴って再配達率の上昇が社会問題となっている。従来の解決策として主流であった「宅配ボックス」「コンビニ受け取り」に加えて新型コロナウイルスの感染拡大により、配達員と非対面で荷物を受け取ることができる「置き配」のニーズが高まっている。一方で置き配は入居者が不在のオートロックのマンションでは実施できないことや盗難のリスクなど、普及に当たっては課題も指摘されている。ビットキーと佐川急便は、再配達率減少によるCO2の排出量低下や多様化する顧客ニーズに対応できる置き配の実現のため、実証実験を行った。

今回の実験ではビットキーが開発した電子制御ドア向けのスマートロック「bitlock GATE」の顔認証機能を活用し、顔をカギとして事前登録した配達員がマンションのエントランスのドアを開錠する。届け先玄関前に配達をするほかに、専有部玄関内に配達する場合は、「bitlock LITE」を用いて配達員が専有部玄関を開錠し、内部に荷物を配達する。

今後、実験での課題の解決のほかに、さらなるニーズの深堀やユーザーの声を吸い上げるために2021年秋頃に次回の実験を予定している。

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投稿者:gotsuat 09:45| IT関連