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2021年06月04日

【環 境】SGL 循環型社会実現に向けユニフォームリサイクルを開始


SGホールディングスグループの佐川グローバルロジスティクス(SGL)は、使用済ユニフォームを裁断、加工し、自動車内装用原料としてリサイクルするスキームを開始した。

近年、古着の海外輸出は増加傾向にあるが、未だその多くは国内で産業廃棄物として処分されている。これまでは同社も使用済ユニフォームを産業廃棄物として処分をしていたが、リサイクル事業者と連携し、自動車内装用原料として再生利用する取り組みを開始した。

使用済ユニフォームは回収事業者によって回収・洗濯後、指定リサイクル工場で細かく裁断して綿や毛状の「反毛」と呼ばれる単繊維に戻し、最終的にフェルトへと加工される。フェルトは自動車内装用原料として、主に国内自動車メーカーで新車のマット材等として再生利用され、また、廃車される車の一部からもマット材などの繊維は回収され、再生防音材として更に再利用される。

この取り組みにより、同社ユニフォームの100%リサイクルが可能になり、令和3(2021)年1月の取り組み開始から、すでに約80kg(約300枚)の使用済ユニフォームを自動車内装用原料として再生した。今後も継続してリサイクルを行い、同年度中には約1トンのユニフォームを再生利用される予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 3R活動・廃棄物処理【内容】