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2021年05月14日

【流 通】川崎汽船 荷役用資材リサイクルの新スキームによる障がい者就労支援実施


川崎汽船は自動車船で使用している荷役用資材の新たなリサイクルスキームを構築し、障がい者就労支援を実施する。

自動車船では海上輸送中の車両の移動を防ぐために、積み付け車両を船体に固縛する荷役用資材を使用しているが、これらの資材は経年劣化により交換が必要になる。従来、これらの荷役用資材は産業廃棄物として処理されていたが、同社は2016年より、横浜市にあるグローバルテクノスとダイトーコーポレーションの協力を得て、環境負荷を減らすことを目的に荷役用資材のリサイクル利用を実施している。横浜港で経年劣化した荷役用資材を回収し、神奈川県内で分解、リサイクルを集約して行うことで、移送のための運送距離を最小化しCO2排出削減している。

2021年4月より、このリサイクル処理工程のうち、荷役用資材の分解を横浜市にある「でっかいそら」の就労継続支援B型施設(※)である晴天に依頼することにより、新たに障がい者就労支援を実施することになった。今後は破損ベルト部分の交換・リユースや、晴天で作業者に同社自動車船見学も検討している。

※ 就労継続支援B型
一般企業への就職が困難な65歳未満の方に対して、一定の支援がある職場で働くことができる福祉サービス。雇用契約はなく、利用期間に制限はない

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通