<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2021年04月30日

【物 流】物流連 政府検討会にてEVトラックの低廉化などを要望


日本物流団体連合会(以下 物流連)は、2021年4月23日に国土交通省・経済産業省が開催した「カーボンニュートラルに向けた自動車政策検討会」(第3回会合)において、電動(EV)トラックの廉価化などを要望した。また、EVトラック普及のために車両単価の低下や補助金等の措置、10年以上の耐用年度を持つ車両が必要と訴えた。

国内メーカーのEVトラックのラインナップは近年ほとんど増えておらず、導入に際して海外の事業者に頼っている。物流連は国内メーカーへラストマイルや近・長距離トラックといった、多彩なニーズに適合するEVトラックを大量で安価に提供できる生産体制の構築を求めている。

物流業界のカーボンニュートラルへの課題について、物流連は政府関係者に物流業界では鉄道や船舶へのモーダルシフトや中継輸送への転換、パレット等の規格標準化の推進、リードタイム延長による積載率の向上など、物流における環境負荷の低減が可能であると述べた。その上でカーボンニュートラルの実現化のために、トラックのEV化のほか、国をあげて荷物の運び方を変えていくことや、それに必要なリードタイムに余裕を持たせる働きかけや中継基地の整備など、運び方を転換する環境を作っていくことを求めている。 

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者