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2021年04月30日

【知 識】NTTインフラネットとゼンリン 業務提携契約を締結


NTTインフラネットとゼンリンはIoT/AI社会におけるデジタルツイン(※1)の位置基点となる「高度地理空間情報データベース」を効率的に共同整備するため、業務提携契約を締結した。

両社の保有する情報アセットと地図整備ノウハウを融合することにより、全国の地図情報を高精度化し、豊富な意味情報(※2)を持つ「高度地理空間情報データベース」を共同で整備する。これにより両社が独自に整備・管理する意味情報の強化を図るとともに、相互に利用し、各種サービス・製品を高度化する。

ゼンリンが保有する道路ネットワークや交通規制情報、到着地点情報、建物種別、マーケティングコンテンツなどをNTTインフラネットで活用することが可能となるほか、NTTインフラネットが保有する航空写真や地番情報、施設情報をゼンリンが提供する建設・不動産業界向けのサービスや、マーケティング分野での活用が可能となり、既存サービスの高度化や新規サービスの創造によりビジネスの拡大を目指す。

さらに両社が共同で整備する「高度地理空間情報データベース」を、NTTグループが推進する「4Dデジタル基盤(TM)」に提供することで、デジタルツインをより精緻にリアルタイム処理することが可能となり、複雑な街全体の緻密な予測・最適制御を実現し、マーケティングや、モビリティ、スマートシティの高度化に貢献する。業務提携では、2D地図データベースの整備から着手し、続けて3D地図データベースの共同整備を進められる。

※1 デジタルツイン
現実世界をサイバー空間上に再現し、さまざまなデータを取り込むことで、現実世界の事象をシミュレーションする環境・技術

※2 意味情報
現実世界を構成する地物(建物や道路など)に付加した、建物情報や店舗情報、道路規制情報など

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識