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2021年04月21日

【環 境】日野自動車 超低床・ウォークスルーの小型EVトラックを開発


日野自動車は物流現場における使い勝手とカーボンフリーを高次元で両立するウォークスルーバン型の超低床・前輪駆動小型EVトラックを開発した。これからの「物流のラストワンマイル」に向けた新たな提案として、2022年初夏に「日野デュトロ Z(ズィー) EV」の名称で市場導入予定である。

同社は顧客の目線で現場の課題をとらえ、先述の困りごとを解決する「超低床・前輪駆動」のEVを開発した。従来の後輪駆動車と比べて床面地上高は半分の約400mmという超低床構造を実現し、荷役作業性や乗降性を大幅に向上させた。さらにウォークスルー構造で宅配現場での使い勝手の良さも追求した。航続距離は、宅配用途に必要な100km以上を目指した。

ウォークスルーバンに加えて用途に応じた荷台を架装できるキャブシャシ型も設定し、顧客のビジネス形態に合わせた架装を選択できるようにした。また、現行の日野デュトロより一回り小さいサイズ感とすることで、住宅街を走行しやすいことはもちろん、普通免許で運転可能とし、ドライバー人材確保にも貢献する。コンパクトな車体ながら、必要な荷室容積を確保している。

活躍するシーンとして、主に市街地での宅配を想定しており、さらに店舗内、倉庫内、空港等の大規模施設内での用途や、夜間・早朝の稼動等、場所と時間を選ばない幅広い活用が期待できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】