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2021年04月16日

【流 通】NTTデータなど 鉄道業界特有の課題解決を目指すソリューション提供


NTTデータ、NTTデータ九州、NTTデータビジネスシステムズ、NTTデータ・ビズインテグラルとプロシップは日本国内で鉄道事業を行うグループ企業向けに、鉄道業特化型ソリューション「Biz∫鉄道ソリューション」の提供を開始した。

「Biz∫鉄道ソリューション」は、鉄道会計規則対応や工事竣工時の建設仮勘定精算などといった鉄道業固有の業務を、グループ共通となるコアERP(※)の基盤を活用し、鉄道事業者において必要となる機能を提供する。鉄道事業者で運用中のモデルをベースにパッケージ化しているため、導入時の負荷が軽減できるほか、AI−OCR・RPAや文書管理ソリューション等との連携・活用で、リモートワークを前提とした新たな働き方の実現や効率的な経理業務の進展、グループ経営管理データの活用に寄与する。同ソリューション導入により、百貨店やホテル事業など多角化経営を進めている鉄道業界特有の課題やITへの要求を満たし、ニューノーマル時代の新たな働き方や経営管理の高度化の実現を支援する。

鉄道業界は百貨店やホテル事業など多角化経営を進めている企業グループが多く、規模や業種の異なるグループ全体の業務品質・ガバナンスの向上やコストの最適化、工事稟議・発注からの固定資産化の業務プロセスを初めとする固有要件への対応、そして最新のデジタル技術を活用した業務改善に課題があった。一方、既にERP製品を導入している企業では、現行バージョンの保守切れにより、更改ニーズが顕在化している。

このような背景や業界特有の課題への要求を踏まえて、鉄道事業者本体・鉄道グループ企業のニーズによりマッチしたソリューション提供を行うべく、5社は鉄道業界に特化した「Biz∫鉄道ソリューション」を共同開発した。

「Biz∫鉄道ソリューション」は百貨店やホテル事業など多角化経営を行う鉄道業者グループに適した機能・オペレーションを実現し、また総合資産管理ソリューション「ProPlus」と連携することで、工事竣工管理や法改正など鉄道事業者固有要件に対応した資産管理も可能にする。これにより財務・管理双方の要件を満たしながら経営管理の質向上に寄与する。またシステム基盤には将来の拡張性に優れた「intra−mart」基盤を採用することで、環境の変化に柔軟に対応をすることができる。

※ コアERP
企業グループで稼働しているERPの内、本社で稼働しているERP

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通