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2021年04月05日

【物 流】佐川急便 フィールド実証実験で不在配送を削減


佐川急便はJDSCら5者と共同で、「AIと電力データを用いた不在配送問題の解消」に取り組んできた。今回、2020(令和2)年10月〜12月の間、横須賀市150世帯において世界初のフィールド実証実験を行った結果、約20%の不在配送の減少を確認できた。

実証実験ではスマートメーターから得られる電力データを活用した在宅判定アルゴリズムで、在宅予測・判定を行い、配送ルートを示すシステムが採用されており、このルートに従い、配送を行った。また「終日不在であっても、配送拠点に荷物が到着した日には必ず訪問し、不在票を残す」というルールを変えずに実験を実施した。

結果として、当該地域の担当ドライバー、代走ドライバー、新人ドライバーなど、どのようなドライバーにおいても不在率を約20%削減できた。一方で、総走行距離と稼働時間は、「最短距離ルート」ではなく「不在宅を回避したルート」をとる形になる為、増加傾向にあった。今後は、走行距離・稼働時間を同等レベルに抑えた形で不在率の削減を目指す。

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投稿者:gotsuat 09:40| 物流事業者