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2021年04月02日

【流 通】ダイキン工業 ベテラン層のさらなる活躍推進に向けて再雇用制度を拡充


ダイキン工業は2021年4月1日より希望すれば70歳まで働き続けることができるよう再雇用制度を拡充した。改正された高年齢者雇用安定法では70歳までの雇用は努力義務だが、同社は将来の義務化に先駆けて70歳までの就業機会を確保する。さらに従来の報酬設計を見直す。賃金・賞与への配分を厚くするとともに、賞与には4段階の上げ幅を設け、成果に応じてきめ細かく報いる新たな評価体系とします。ベテラン層のさらなる活躍を推進し、事業の成長拡大に必要な人材力の強化につなげる。

ダイキン工業は「人を基軸におく経営」を基盤としたダイバーシティ・マネジメントを経営の柱の一つと考え、年齢や経験の長さ、性別、国籍などに関わらない人材の活用や育成を進めており、その一環としてベテラン層の活躍推進にも長年取り組んできた。

1979年に定年退職の年齢を56歳から60歳に延長し、1991年に60歳の定年以降への再雇用制度を時代に先駆けて導入、2001年には65歳まで再雇用期間を延長した。現在、60歳の定年退職以降も約9割の人材が再雇用者として引き続き勤務している。それまで培った豊富な経験、知見、人脈を活かして国内外の様々なテーマに従事し、事業拡大に大きく貢献している。例えば海外各拠点での新商品開発や販売網の拡大、新工場の立ち上げ支援や生産・品質・サービス面での指導、ベテランの熟練技能・技術とAI、IoTなどの先端技術との組み合わせによる業務革新、SDGsやESGなどの社会課題解決への貢献など、様々な現場の最前線でベテランが活躍している。

同社は今後もグローバルでの事業拡大に伴い、挑戦するべきテーマが多く、熟・壮・青が一体となって課題に立ち向かっていくことが必要で、これからも引き続き、年齢や性別、国籍に関係なく一人ひとりが最大限に能力を発揮できる人事制度を拡充し、ダイバーシティ・マネジメントをより一層推進する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通