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2021年03月25日

【環 境】関西電力送配電 蓄電池を活用した周波数制御技術に関する実証試験を実施


関西電力送配電、ENEOS、エリーパワー、関西電力、三社電機製作所、住友商事、住友電気工業、ダイヘン、デルタ電子、ニチコン、日本ベネックス、富士電機、YAMABISHIは、2020年12月1日〜2021年1月29日の間、蓄電池および電気自動車を活用した周波数制御技術に関する実証試験を実施した。

同試験では家庭用蓄電池、産業用蓄電池および電気自動車をエネルギーリソースとし、蓄電池を一括制御する蓄電池群監視制御システム「K−LIBRA」を使用して、周波数制御の実証を行い、以下の成果を確認した。

(1)K−LIBRAからRAシステム(※)を経由して蓄電池を制御した場合でも、RAシステムを経由せずに直接制御した場合(昨年度実証相当)と同等精度の周波数制御が秒単位で可能
(2)インターネット回線を利用して制御した場合でも、LTE回線を利用した場合(昨年度実証相当)と同等精度の周波数制御が秒単位で可能
(3)一般需要家宅の既設の蓄電池を改造して、周波数制御が秒単位で可能

関西電力送配電は電力の安全・安定供給と共に再生可能エネルギー導入を更に拡大させることにより、低炭素化社会実現への貢献を目指す。

※ RAシステム
需要家と契約を直接締結して需要家側エネルギーリソースや分散型エネルギーリソースを統合制御し、バーチャルパワープラントやデマンドレスポンスからエネルギーサービスを提供する事業者(リソースアグリゲーター)の保有する複数の蓄電池を一括制御するためのシステム

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】