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2021年03月05日

【物 流】NTTロジスコ ラクスルと輸配送計画自動化システムの実証実験を実施


NTTロジスコは輸配送業務全体の最適化を実現するため、ラクスルと共同で「輸配送計画自動化システム」を開発した。

物流業界は従来からのアナログな業務体質によって「業務の標準化・自動化」が課題となっており、特に配車業務では属人的な側面が強いという現状がある。NTTロジスコはDX推進による物流サービス強化の一環として、ラクスルの運営する物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」の配車管理システムを用いて配車依頼から納品までの情報をWEB上で一元管理することで配車業務の効率化に取り組んできた。この実績を踏まえて両社は、さらなる物流事業のDX推進を目的に「輸配送計画自動化システム」の共同開発を行っている。

今回デジタル化に取り組んだ輸配送計画業務とは、複数の制約や条件がある出荷データを配車担当者が各人の経験値に依存してチャーターや宅配、路線などといったあらゆる輸送手段に振り分けていくという、専門性が高い業務となっている。これをシステムに置き換えることで輸配送業務全体の標準化や最適化の実現を目指す。

2021年1月に実施した実証実験では、輸配送計画に関わる事務作業の所要時間を75%削減、輸配送コストは25%削減と、良好な結果を得ることができた。両社は物流業界全体のDX推進を目指して今後は他社でも同システムを利用可能にしていくために、引き続き開発を行っていくとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者