2021年03月02日
【物 流】ヤマト オートロックマンションの置き配にデジタルキーを活用した機能追加
ヤマト運輸はオートロックマンションに居住している顧客の利便性向上のため、デジタルキーを活用した新機能をＥＣ事業者向けの配送商品「ＥＡＺＹ」に追加し、２０２１年３月上旬から各地で実用実験を実施する。
新機能導入の背景として、新型コロナウイルス感染拡大によるＥＣ化と、個人のライフスタイルに沿った受け取りニーズの多様化のため、置き配を希望する顧客が増加していることがあげられる。これらの要望に対し、ヤマトグループでは２０２０年６月より「ＥＡＺＹ」を発売し、対面だけでなく自宅前の置き配に対応してきた。一方でオートロックマンションでの受け取りは宅配ＢＯＸの数が限られていることや、本人が不在の場合はオートロックが解錠できずに配達できないといった課題があった。更にセキュリティの観点から、居住者以外の者が安易にマンションに入れることに対する不安の声もあった。
今回、ヤマト運輸は複数社のデジタルキーを同時に管理できるマルチデジタルキープラットフォームを開発し、配達情報と連動したデジタルキーによるオートロックの解錠ができるセキュリティの高い新機能を「ＥＡＺＹ」に追加した。
新機能はマンションの居住者が玄関ドア前などの「置き配」を指定すると、配達するＥＡＺＹ ＣＲＥＷが持つ専用アプリにエントランスのオートロック解錠に必要なワンタイムパスワードが発行される。このワンタイムパスワードは、それぞれの配達情報ごとに発行されるため、セキュリティ面でも信頼度が高い。今後は、自宅に設置する宅配ＢＯＸなどのデジタルキー化にも対応するため、パートナーとのさらなる連携を図る。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:45| 物流事業者
