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2021年02月10日

【流 通】東急建設とベクトル総研 土砂運搬最適シミュレータを開発


東急建設とベクトル総研は、建設現場の土砂運搬プロセスの最適化する土砂運搬最適シミュレータを開発した。

土砂運搬最適シミュレータは建設現場の土砂運搬に特化したデジタルツインシステムで、既存の交通情報や、ダンプや重機に取り付けたGPSセンサーから取得される位置情報を活用することで、土砂の積込/運搬/積降の作業プロセスをサイバー空間上に再現し、最適な運搬計画をシミュレーションすることができる。

近年、GPSセンサーによる位置情報は比較的安価かつ容易に取得できるため、建設現場で稼働している様々な建機の位置や速度の情報をクラウドに蓄積し、可視化するシステムが普及している。土砂運搬最適シミュレータにそれらの情報を入力してシミュレーションを実施することで、建設現場内の土砂積込重機数の決定や、運搬車両の最適な台数や回数、土取場/土捨場までの最適ルートや発車間隔時間などを考慮した運搬計画の作成や現場へのコンサルティングサービスを提供する。

最適な運搬計画による土砂運搬プロセスの効率化に加え、待機する車両台数が予測できるため建設現場周辺の渋滞回避・住環境への影響を低減することができる。これまで、都市部のシールドやトンネル工事の2現場で実証を行い、シミュレーションと実績値の差異を確認しています。今後、更なる実証を重ね精度向上を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通