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2021年02月03日

【物 流】アシックス 作業員の労働状況を可視化するシステムを開発


アシックスは現在開発を進めているスポーツデータ統合システム「TUNEGRID(チューングリッド)」を応用し、施設や工場内における従業員の位置情報などを記録して分析し、労働状況を可視化するワーキングソリューションシステムを開発した。

このシステムは「TUNEGRID」のコア技術の一つである重さ約5グラムの小型BLEセンサ「TUNEGRID−Cube(チューングリッドキューブ)」を活用する。時間に応じた歩数を記録できるほか、検知器と連動することで着用者の位置情報を取得することができる。

2020(令和3)年10月に同システムの実用化に向けて神戸デジタル・ラボと共同で、鳥取県の山陰アシックス工業で実証実験を行った。工場内に検知器を配し、複数の従業員が「TUNEGRID−Cube」を装着したワーキングシューズを着用して数週間、通常業務し、その行動結果を分析したところ、着用者の行動履歴、施設への入退室時刻や滞在時間など、業務中の従業員の行動を可視化することができた。

今後、物流倉庫における作業員の作業効率や行動量の定量化と可視化をはかり、業務改善のための課題抽出や効果検証などを行えるサービスの構築を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連