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2021年01月22日

【物 流】Rapyuta Robotics 倉庫運営プラットフォーム開発に着手


Rapyuta Roboticsは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として、倉庫管理システムの入出庫情報と連動しながら必要な時に必要な台数のロボットに作業させることができる倉庫運営オープンクラウドプラットフォームの開発に着手する。Rapyuta Roboticsはロボットを活用し、最先端の制御技術及び人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」の開発を行っている

「rapyuta.io」は各種のロボットシステムの堅牢かつ高速な分散制御を実現する「インテリジェントレイヤー」、ロボットの位置把握、移動、物をつかむといった動作機能を実現する「コンピュテーションレイヤー」、ROS(ロボット OS)互換のロボットとロボット間の通信、ロボットとクラウド間の通信を実現する「コミュニケーションレイヤー」、多種類のロボットとの接続を実現する「マシンレイヤー」を倉庫管理システムとデータ連携させる。

このプラットフォームが実現すれば、物流会社などが複数のロボットメーカーなどのハードウエアを横断的に活用でき、倉庫作業の効率化が進む。またハードウエアとソフトウエアの開発企業が利用可能な製品をカタログ登録し、物流会社が登録された製品を利用する場合は利用料を支払うというサブスクリプション形式の構築を目指す。

複数種類のロボットの連携は、複雑かつ膨大な開発費用が発生することが課題であるが、「rapyuta.io」を活用することで、現場で使えるロボティクスソリューションを大企業だけでなく中小企業も含めた多くの物流事業者が利用できるように開発を進める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連