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2021年01月19日

【流 通】ガス漏洩検査カメラを活用した防災診断サービスの開発・提供開始


三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険とMS&ADインターリスク総研は、コニカミノルタのポータブル型赤外線カメラを活用した、可燃性ガスの漏洩箇所を特定する防災診断サービスの提供を開始した。

このサービスはMS&ADインターリスク総研が開発した。従来の防災診断サービスに加えて、火災・爆発の大きな要因となる可燃性ガスの漏洩箇所を「みえる化」し特定することで、火災や事故の未然防止対策への活用が期待される。

近年、国内の可燃性ガスによる火災・爆発事故は減少しておらず、全体に占める割合は増加している。可燃性ガスの漏洩を伴う火災・爆発事故は大きな被害を及ぼすことにもつながるため、そうした事故の未然防止が社会課題となっている。そこでMS&ADインターリスク総研は従来から実施している防災診断サービスをコニカミノルタの画像可視化技術と融合させることにより、より高度な防災診断サービスを提供し、設備の老朽化や人材不足に悩む製造現場を視覚的にサポートすることで火災・爆発リスクの低減への貢献を目指してきた。

MS&ADインターリスク総研とコニカミノルタは、2020年3月に工場を保有する三井住友海上火災保険の火災保険契約者を対象に、実証実験を実施した。その後実証実験と検証を重ねた結果、ガス漏洩箇所の特定に役立ち、ガス漏洩に伴う火災・爆発事故の未然防止に有効であると判断し、正式なサービス提供開始にいたった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通