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2021年01月18日

【物 流】AIoTクラウド 温湿度管理ソリューションの提供開始


AIoTクラウドは食品や医薬品の輸送・流通に携わる事業者等に向けて新たなソリューションの提供を開始する。

近年、輸送中における温湿度管理の重要性は高まっており、食品衛生法の改正に基づいて、2021年6月までに全ての食品等事業者は「HACCP(食品等事業者が実施すべき食品の衛生管理基準)」に沿って運搬を含めた全工程での衛生管理体制の整備が義務付けられているほか、医薬品においても適正流通ガイドラインが公布されている。AIoTクラウドは、こうした動きを受けて位置情報のほか様々なデータの測定が可能なテレマティクスサービス「LINC Biz mobility」と温湿度センサーを連携させることでセンサーが取得したデータをクラウドに送信するだけでなく、それらのデータを見える化して記録・保管・異常の検出・レポート作成といった機能を一括して提供する。

提供するソリューションは既存の車両に対しても手軽に温湿度管理ソリューションの導入が可能できる。別途工事などは不要でGPSモジュール端末とセンサー親機を運転席に、センサー子機を荷室に設置するだけで導入可能で、センサー親機と子機間は特定小電力無線局で接続しているため、子機センサーのデータを遮蔽物の影響を少なく受信することができる。これにより従来は手作業でデータを記録していたドライバーの負担を軽減する。

これ以外にも荷物の温湿度を事業者が設定した「管理基準」に従って監視を行い、異常を検出した際には管理者に通知する機能や、子機を保冷ボックスや配送用カートに設置することで、荷物の移動中であっても「小分けされた食品ごと」「出荷から売り場まで」といった、より細分化された温湿度管理を可能としている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連