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2021年01月13日

【環 境】大同特殊鋼 脱炭素社会の構築に向け、経団連「チャレンジ・ゼロ」に参加


大同特殊鋼は日本経済団体連合会(以下「経団連」)が策定した「チャレンジ・ゼロ(チャレンジ ネット・ゼロカーボン イノベーション)」に参加した。

「チャレンジ・ゼロ」は経団連が日本政府と連携し、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」が長期的なゴールと位置付ける「脱炭素社会」の実現に向け、企業・団体がチャレンジするイノベーションのアクションを国内外に発信し、後押ししていくことを目的としたプロジェクトである。

鉄スクラップから鋼を製造する電気炉製鋼業である大同特殊鋼は、鉄スクラップを溶解する電気炉は炉の上部から吊り下げた電極と鉄スクラップの間で発生させた大電流のアーク放電により、鉄スクラップへ溶解エネルギーを供給している。しかし電極から距離の離れた位置(コールドスポット)の鉄スクラップには十分な熱が届かず、炉内で不均一な溶融状態が発生する。コールドスポット付近に補助バーナーを設置する従来の対策における、化石燃料の大量消費、低い着熱効率などの欠点を克服するため、炉体を旋回する方式を導入したことによりコールドスポットを解消し、電力原単位の4.9%低減を実現した。この技術を導入した体旋回式電気炉を2013年に知多工場(愛知県東海市)に導入している。同社では2020年11月に「CO2削減プロジェクト」を新設しており、全社を挙げて積極的にCO2排出削減にチャレンジしていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】