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2021年01月06日

【物 流】花王・ライオン サプライチェーン最適化に向け両社拠点間の往復輸送を開始


花王とライオンは内閣府が推進する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「スマート物流サービス」に参加し、サプライチェーン全体の最適化を目指して両社拠点間での往復輸送を開始した。

今回の往復輸送では、花王の川崎工場(神奈川県)から坂出ロジスティクスセンター(香川県)間の輸送と、ライオンのライオンケミカル坂出工場(香川県)から加須市(埼玉県)・柏(千葉県)・相模原(神奈川県)にある各流通センターへの輸送とを往復輸送として結合し、トラック輸送の生産性向上とCO2排出量の削減を目指していく。

この取組は研究代表機関である流通経済研究所が、花王とライオンを含む日用消費財メーカーから提供された物流拠点間の輸送実績データに基づき、各社の片道輸送を組み合わせ往復輸送への可能性について両社に提案したことにより実現した。両社は物量や積載料、配送ルート、頻度などを検討し、運送事業業者との情報共有や輸送テストを経て2020年10月27日より定期輸送を開始した。これにより従来の輸送と比較してトラックの空走距離を削減することで、両社合計でCO2排出量の45%、輸送費用の23%の削減を見込まれる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 荷主企業