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2020年12月22日

【知 識】伊藤忠商事と日本気象協会 アパレル向け需要予測サービスで業務提携


伊藤忠商事と日本気象協会はアパレル向け需要予測サービスの設計、開発及び運用において業務提携した。2021年春夏シーズンより需要予測サービスのテスト運用を開始する。

昨今、ファッション業界が抱える構造的な課題として、余剰在庫の大量廃棄問題への関心が高まっている。この要因の一つで、近年激化する異常気象に着目し、ファッション業界の商習慣である「前年度の販売数量を前提とした生産計画」を、「客観的なデータに基づいた、精度の高い生産計画」に転換していくことが、課題解決の一助になると考え、提携に至った。複数のアパレル関連企業の過去の販売データと日本気象協会の有する気象データとの融合により、商品カテゴリー毎の中長期的な需要を予測し、生産・販売計画の適正化を図る。

2021年春夏シーズンより、まずはセレクトショップなどのアパレル関連企業数社の協力のもと、サービスのテスト運用を開始する。また2022年春夏からの本格展開に向けて、伊藤忠商事の持つ幅広い知見やネットワークを活用することにより、アパレル向け需要予測サービスの業界への普及とサプライチェーンの効率化を図る。今後は日本気象協会が長年培ってきた気象ビッグデータの解析技術や商品需要予測における知見やノウハウを活用することで、ファッション業界におけるサステナビリティ課題の解決とビジネスモデルの進化を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識