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2020年12月11日

【物 流】パナソニック 小型低速ロボットによる住宅街向け配送サービスの実証実験


パナソニックは神奈川県藤沢市のFujisawaサスティナブル・スマートタウンで小型低速ロボットを使った住宅街向け配送サービスの実証実験を実施する。

今回の実証実験は同社がこれまで開発してきた自律走行ロボットや自社構内でのライドシェアサービスで培ってきた技術やノウハウを活かし、新たな配送サービスの実現を目指すもので、拡大するEコマースやフードデリバリーによって深刻化する配達員不足や、非対面・非接触での受け渡しなど新たな生活様式への対応も考慮している。

実証実験は、フェーズ1で管制センターと自動走行ロボットを公衆インターネット網で接続し、オペレーターが常時監視する状態で、Fujisawaサスティナブル・スマートタウンと近隣の住宅街周辺を走行し、公道走行時の技術検証及び課題抽出を行う。その後、フェーズ2ではスマートフォンのアプリを用いた非対面での受け渡しや、対話機能によるコミュニケーションなど、新たな配送サービス体験に対する受容性を検証する。フェーズ1は2020年11月25日〜12月24日、フェーズ2は2021年2月〜3月の実施を予定している。

この取り組みは政府の成長戦略実行計画の自動走行ロボットに関する方針を踏まえたもので、パナソニックは経済産業省が主催する「自動走行ロボットを活用した配送の実現に向けた官民協議会」へ参画するとともに、研究開発及び実証活動の一部はNEDOの補助を受けて実施される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連