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2020年11月20日

【アジア】東京ガス フィリピンで浮体式LNG基地建設・運営事業で地元大手と相互協力

フィリピン共和国における浮体式LNG基地建設および運営事業に関するファーストジェン社との相互協力契約の締結について

東京ガスはフィリピン・ファーストジェン(以下 FGEN)と相互協力契約を締結した。最速で2022年後半のLNG導入を目標に、FSRU(浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備を搭載した船)を活用できる浮体式LNG基地の建設を進める。両社は2018年12月5日に共同開発契約を締結し、ルソン島南部・バタンガス市におけるLNG基地の検討を進めてきた。

今回の契約により、両社は共同で既存の桟橋を多目的桟橋(※)へ改修し、陸上のガス受入設備の建設を含む、浮体式LNG基地の建設、運営、メンテナンスを行う。東京ガスは建設・運営費用の20%を負担し、FGENと協力して事業化を目指して取り組む。なおフィリピンエネルギー省から2020年9月23日に浮体式LNG基地建設に必要な許認可を受けている。

FGENはフィリピンの財閥企業であるロペスグループの発電事業会社であり、フィリピン国内における天然ガス火力発電容量の約6割を保有している。

※ 多目的桟橋
FSRUからの再ガス化された天然ガス、LNG船からのLNG、既存の発電所の非常用燃料油の受入を可能とする桟橋

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア