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2020年11月10日

【知 識】関西電力とe5ラボ 電気推進船の開発・普及促進に関する業務提携


関西電力とe5ラボは関西ベイエリアにおける電気推進船「水上アーバンモビリティ」(以下、電気推進船)の開発・普及促進に関する共同検討に向けた業務提携について合意した。

現在、日本の海運業界が直面している課題として、船舶のゼロエミッション化や船員の人材不足等があり、船舶の電動化・自動運転化が急務となっている。また2025年の大阪・関西万博に向けて、多様なモビリティの開発の機運が高まっている。

e5ラボは電動化に伴う騒音・振動の減少による環境性・快適性の向上、移動の選択肢の広がりによる利便性の向上、ニーズに応じた自由度の高い空間設計による娯楽性の向上を実現できる、次世代の電気推進船の企画・開発を担う。また関西電力は電気推進船に搭載する大容量蓄電池向けの「双方向ワイヤレス充放電システム」を開発する。

「双方向ワイヤレス充放電システム」は船舶側の蓄電池と地上側の充放電装置を接続し、電力の充放電を制御することで、地上側に隣接している事業所等のエネルギーマネジメントやBCP(事業継続計画)対策としての活用も見込んでいる。

今後、自治体や法人向けに電気推進船と充放電システムを用いた新たなモビリティサービスの提案・販売等を目指していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識